店内計測とは? 行政書士が解説する許可申請の重要ポイント
行政書士として、飲食店・バー・風俗営業などの開業支援で最も現場作業が多いのが店内計測です。単なる「寸法取り」ではなく、許可取得のための正確な図面作成と面積算出が求められます。内装工事が完了したタイミングで正確に測量しないと、再計測や申請やり直しが発生し、開業が遅れるリスクがあります。この記事では、店内計測の目的、方法、注意点、行政書士の役割をまとめます。
1. 店内計測が必要な主な場面
店内計測は、主に以下の許可・届出で不可欠です。
• 飲食店営業許可(保健所):施設基準確認のための平面図・設備配置図
• 風俗営業許可(警察署):客室の構造・面積・配置・照度基準確認
• 深夜酒類提供飲食店営業届出
• その他:特定遊興飲食店営業、建築確認関連など
特に風俗営業許可では、警察の構造検査で実測と図面の整合性が厳しくチェックされます。誤差があると再検査となり、許可が大幅に遅れます。
2. 店内計測で作成する主な図面
一般的に求められる図面類(自治体により若干異なる):
• 営業所平面図(配置図):家具・設備の配置、客席・厨房の区分
• 求積図:壁芯・内法(うちのり)での面積計算(客室面積、厨房面積など)
• 照明・音響設備図:風俗営業などで照度基準・音響機器位置
• その他:避難経路、防火設備関連
重要:風営許可では内法面積(壁の内側の実測寸法)で作成する必要があります。設計図の壁芯寸法とは異なるため、現場実測が必須です。
3. 計測に使用する主な道具
行政書士が実際に現場で使う道具例:
• レーザー距離計:Boschなど。室内40m程度まで正確に素早く測定可能。一人で効率的に作業できます。
• メジャー(コンベックス):細かい部分や曲がり角用。100均のもので十分な場合も。
• 照度計(光度計):風俗営業で客室の明るさ基準(例:テーブル上で一定ルクス以上)を測定。
• その他:方眼紙、三脚、デジタル分度器(斜めの壁がある場合)、カメラ(記録用)
レーザー距離計の導入で、作業時間が大幅に短縮されます。
4. 計測時の実務ポイントと注意事項
• タイミング:内装工事完了後、家具配置前が理想。居抜き物件の場合は現況を正確に。
• 測定方法:壁から壁への内法寸法を複数箇所で測定し、誤差を最小に。対角線も測って歪みを確認。
• 面積計算:手書きor CADで求積。1㎡未満の端数処理に注意。
• 法令基準の確認:通路幅、客室の見通し、避難口、消防法適合(防炎物品など)も同時にチェック。
• 記録:写真撮影とメモを徹底。後で図面修正が必要になった場合に役立ちます。
ミリ単位の誤差でも指摘されるケースがあるため、慎重さが求められます。
5. 行政書士に依頼するメリット
• 正確な実測+法令に適合した図面作成(CAD使用で美しく読みやすい)
• 保健所・警察・消防との事前協議・調整代行
• 許可申請書類一括作成でクライアントの負担軽減
• 再申請リスクの大幅削減 → 開業スケジュールの短縮
特に初めての開業や複雑な店舗レイアウトの場合、専門家に任せた方が結果的に安く・早く済むことが多いです。
まとめ:正確な店内計測が許可取得の鍵
店内計測は「面倒な作業」ではなく、事業を守るための重要なファーストステップです。図面不備で許可が下りない、または後から構造変更を強いられるケースは少なくありません。
行政書士事務所として、店内計測から図面作成、許可申請までワンストップでサポートいたします。物件内見同行や事前相談も歓迎です。お気軽にご連絡ください。
参考:各自治体の保健所・警察署生活安全課、消防署の最新基準をご確認ください(法改正・自治体ルールあり)。


